マイ初日の覚書

優しい気持ちになれるような時間だった、

メイビー、ハッピーエンディング🌿

 

そもそも、のびのびとお芝居をして芝居歌を歌って、というのを全身で浴びられる喜び。全ての奇跡に感謝です本当に。

 

作品を彩る音楽の穏やかさと会話のテンポの良さのバランスが心地良かった。テンポが良い反面、ゆっくり大切に表現をするシーンはこちらもじんわりと心動かされた😌

人間だったら色んな考えに邪魔されてしまうようなところを、オリバーとクレアはピュアな心で通じ合っていく。そんな純情な恋ができるなんて羨ましいなぁ…とか思ったり。

 

ここから先めちゃくちゃネタバレですのでお気をつけ下さい。頭の中で思ってたことを、整理できずに書いてるんで、かなりぐちゃぐちゃですけども。これでも吐き出しきれる自信ないですけど。間違った記憶もあるかもしれないけどそこはご勘弁ください…

 

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オリバー、第一印象からしてかわいい。一瞬にして心を掴まれましたかわいい。郵便屋さんに話しかけて無視されると分かっていてもありがとうを言えるなんて偉い子!結局その冷たさも郵便屋さんなりの優しさだったけど…そう、そもそもの始まりがめちゃくちゃハッピーな訳ではなくて、もう人間の世界では用無しになってるところから始まるので…そんな中でもオリバーは変わらぬ日常を過ごしている、てところがすでに切ない。いやまあここにいますけどね!オリバーを欲している人が!ここに!🙋‍♀️

 

クレアと会って挙動不審になるの愛せる。クレアより旧型だからってマウントとり始める?のもかわいい。糸電話でなら話せる、ってなる考えがかわいい。きっとプログラミングされてないもんね〜それでも対処しようとするの素晴らしいよ〜!クレアの一枚上手感を前にすると幼く見えるのかわいい。ただ賢さは垣間見えて好き。充電器の貸し借りをするのにだんだん息があっていくのも好き。クレアが友だちに充電器直してもらったときに「先に言っておくべきだ!」ってプンスコするオリバー超好き。言いたいことしっかり言える子なのかわいい。

 

オリバーがジェームズのもとで一緒に暮らしていた様子をもっと見たかった気もするけど、デュエットが最高だったし想像の余地があるのが素敵だった。オリバーは「ありがとう」と言われれば「お役に立てて光栄です」と返す。ジェームズとの思い出話を誇らしげに嬉しそうに話す。回想でも、ジェームズは、君と僕は友だちだ、ずっと一緒にいよう、と話しかけ、オリバーはジェームズの喜ぶ顔が見たいと元気に働く。クレアに「恋したことある?」と聞かれてジェームズが思い浮かぶ。その数々のエピソードと歌とオリバーの表情でもう十分に想像できる。

 

旅に出よう!てなるときの歌で、立ち膝でるんたるんたしてるオリバー超かわいい。てか2人まとめて食べちゃいたいくらいかわいい。今にも立ち上がって飛び跳ねそうなウキウキ感かわいい。ロボットだと、喜怒哀楽の表現が分かりやすいのかなかわいい。モーテルのシーンとか総じてキュートすぎてだめ、一回見ただけじゃ処理しきれませんキャパオーバー。ターミネーターだっ!これがああでこうで!て大興奮したりとか、起きて植木鉢に挨拶したりとか、好感度要素しかなくね?好きー!!🤯

 

ジェームズに会いにいく直前に、あなたは捨てられた、と声をかけるクレアの優しさ。オリバーとジェームズの関係性を知ったうえでオリバーのためを思って言ったことだし、不快な気持ちにさせることなんてきっと想像できたろうに、それでもオリバーのためを思って、なんだよな…となった。帰ってきたオリバーに話しかける言葉たちからも少しの不器用さが感じられて人間味があった。

 

蛍のシーンは幻想的で、部屋の中にいるだけじゃ見られないような景色にキャッキャしてる2人が良い…人間が決めたルールの外には美しい世界がどこまでも広がっている。冒頭でロボット羨ましいと言ったけど、ロボットも人間を羨ましいと思っているのかな…

 

そのあとの、2人がお互いに素直になれた楽しい楽しい期間もあっという間。美しい世界や恋して世界が違って見えるような晴れやかな気持ちをやっと体感できたのにやがて訪れるリミット。自分たちに許された時間の期限をオリバーとクレアは分かっているからこその辛さ、儚さ。どんどん弱っていくクレアをどうにもしてあげられないやるせなさ。治してあげてと思うけど、ヘルパーロボットとしてはもう需要がないからどうにもできない。

 

最後の、忘れないでね…みたいな歌が好き。忘れないで欲しい、という本音…2人とも同じ気持ちなんじゃんね…しかもそれの感情の込め方よ…そんな大切そうに…歌わないでよ…つらい…どうにかしてあげられないものか…てなる。記憶を消す前にクレアは蛍を逃がし、オリバーは糸電話をしまった。ただ、最後オリバーは記憶を消さない選択をしたと思う。植木鉢に話しかけた言葉からして。植木鉢も窓際から机に置き直したし。クレアはどうかな…消してもきっとまたオリバーの優しさやあたたかさを知っていくんだろうな。メイビー、ハッピーエンディング。

 

そして最後、舞台上に残ったセットの中で、植木鉢にライトが当たってるような気がした。この子がすべてを知っている、感!いつでもそばにいたもんな…植木鉢くんの存在があってのあの物語だよ…似たような植物見かけたら買おう🌿

 

いやぁ、ロボットとは正反対の語彙力のなさよ…当たり前だけど…!!

最後まで読んでいただいてありがとうございました〜